障害者の社会参加に取り組む福祉施設「おわらの里」(富山市八尾町黒田)が正月用のしめ縄飾りを作った。利用者らが稲わらを使い、一つ一つ手作りで仕上げている。
おわらの里は1997年の設立時から毎年、しめ縄飾りを作っている。施設前の田んぼで育てる2種類の古代米を刈り取った後に出る稲わらを乾燥させた。11月中旬から作業が本格化し、利用者約15人が職員と協力して縄ないや組み立てに取り組んでいる。
しめ縄飾りは宝船形やリース形など6種類約540点を用意し、八尾和紙の花飾りをあしらったものもある。今月中旬ごろまで、おわらの里と地場もん屋総本店(同市総曲輪)、黒崎屋(同市寺島)で取り扱う。問い合わせはおわらの里、電話076(454)2117。