諏訪市上諏訪地区の諏訪大社の氏子でつくる同地区奉賛会が11日、来春の諏訪大社御柱祭で柱を引く綱を作る「綱打ち」を、同市湖岸通りの旧東洋バルヴ工場跡地で行った。約300人が「よいさ、よいさ」と息を合わせ、14本を完成させた。
安全祈願後、「山の神様、お願いだー」と木やりを合図に作業開始。専用の器具を使ってより合わせ、太い綱に仕上げた。作業人数を減らすなど新型コロナの感染対策にも気を配った。
12日にも作業し、15~23メートルの綱を計27本作る。初めて参加した同市大和の造園業土田建太さん(25)は「本番で安全に引けるようにとの思いで打った。きれいによれて良かった」とうれしそうだった。
完成した綱は来春の本番まで協賛するホテルや旅館、企業で飾る。