新潟五大ラーメンの一つ「三条カレーラーメン」のスタンプラリーが、新潟県三条市内の飲食店で行われている。約3カ月間で参加15店をすべて回ると、各店千円(計1万5千円)の食事券を贈呈。カレーラーメン1杯当たりの値段よりも高い賞品が用意された豪華企画となっている。
新型コロナウイルスの影響を受けたカレーラーメンを盛り上げるため、三条観光協会と三条飲食店組合カレーラーメン部会が共催した。サトウ食品(新潟市東区)とうさぎもち(燕市)の協力も受け、各店のカレーラーメンには餅が無料でトッピングされている。
三条市南四日町3の「中国料理 大観楼」は、細切りの豚肉とキャベツ、モヤシを使い、あっさりとした中華スープをベースに、ほんのりとした辛みが特長の一杯を提供している。ジャガイモの代わりに入れたフライドポテトのサクッとした食感がアクセントになっている。
三条飲食店組合の組合長でもある同店店主の岩城守さん(70)は「餅も入って食べ応えもある。多くの店を回って、味の違いを楽しんでほしい」と呼び掛ける。ラーメン1杯の値段より高い賞品を用意したことについて「ウイルスで苦しむ店が多い。再び活気づけるためにも、リピーターを増やすことを優先した」と話している。
スタンプラリーは来年2月28日まで。スタンプ5個で県産米「新之助」3食パック、10個でNegiccoのNao☆さん描き下ろしのオリジナルタオル(数量限定)がもらえる。問い合わせは同協会、0256(34)5603。