仏殿の汚れを落とす雲水=12月12日、福井県永平寺町の大本山永平寺

仏殿の汚れを落とす雲水=12月12日、福井県永平寺町の大本山永平寺

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大本山永平寺で「すす払い」 雲水30人が黙々と迎春準備

福井新聞(2021年12月14日)

 福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺で12月12日、年の瀬恒例の「大すす払い」があった。頭を手ぬぐいで覆った作務衣(さむえ)姿の雲水約30人が本尊を祭る仏殿など七堂伽藍にたまった1年間のほこりと厄を黙々と払い落とした。

 2020年9月まで貫首を務めた福山諦法(たいほう)東堂禅師の本葬を15、16日に控え、例年より約1週間早くすす払いを行った。

 11日夜に作業を始めた。12日は仏殿のほか座禅を行う僧堂などをきれいにした。修行僧たちは長さ約2~5メートルの竹の先端にササの葉を付けたはたきを用いて、外壁や軒下、天井のほこりを丁寧に取り除いた。

 大本山永平寺では今後、餅つきを行い年越しに備える。

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