鵜様に手を合わせる住民=13日、七尾市大手町

鵜様に手を合わせる住民=13日、七尾市大手町

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3年ぶり鵜様に手合わせ 七尾、中能登で道中 14日夜、気多大社へ

北國新聞(2021年12月14日)

 七尾市鵜浦(うのうら)町を12日に出発した「鵜様(うさま)道中」は13日、ウミウ「鵜様」を運ぶ鵜捕部(うとりべ)の3人が七尾市中心部から宿泊場所となる中能登町良川の宿まで約12キロを歩いた。3年ぶりの「ウットリベー」の掛け声を聞いた住民は鵜様に手を合わせた。

 鵜捕部を務めるのは岩崎巌さん(88)、小森一平さん(41)=同市鵜浦町=湯口一義さん(64)=同市矢田町。同市所口町の能登生國玉比古(のといくくにたまひこ)神社(気多本宮)では新嘗祭(にいなめさい)「鵜祭」が営まれ、本殿に鵜様を供えて五穀豊穣(ほうじょう)に感謝した。

 宿では謡曲「鵜祭」の上演会(北國新聞社後援)が開かれ、宝生流謡宝会の11人が仕舞や素謡を披露し、道中の無事を願った。一行は鵜様を奉納する気多大社(羽咋市)に14日夜に到着し、新年の吉兆を占う神事は16日未明に営まれる。昨年、一昨年と捕獲できなかったウミウは3年ぶりに捕獲された。

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