遮光器土偶の顔をかたどったしめ縄を飾った桜町JOMONパーク

遮光器土偶の顔をかたどったしめ縄を飾った桜町JOMONパーク

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土偶の顔 しめ縄に 桜町JOMONパーク

北日本新聞(2021年12月15日)

 桜町遺跡(小矢部市)の魅力を発信する桜町石斧(せきふ)の会は、縄文時代の遮光器土偶の顔をかたどったしめ縄を、桜町JOMONパーク内の高床建物に飾った。

 同会は毎年、昆虫や動物をかたどったしめ縄を作っている。ことしは、7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に選ばれたことから、縄文遺跡の"仲間"としてお祝いの気持ちを込めた。

 しめ縄は古代米のわらを使い、幅2・8メートル、高さ3・7メートルの大きな顔に仕上げた。地元の子どもたちが、世界遺産選定を祝う幕を手に祝福した。

 山本護会長(79)は「交流のある遺跡が世界遺産になり、うれしい。桜町遺跡も大勢の人に見に来てほしい」と話した。しめ縄は来年1月、同パークで行う火占いまつりで燃やす。

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