日本商工会議所と全国観光土産品連盟による「全国推奨観光土産品審査会」で、県内から砺波商店(高岡市問屋町、砺波俊吉社長)の陶器風アルミ食器「むすびボール(中)」が観光庁長官賞に選ばれた。小型の「むすびボール(小)」も特別審査優秀賞を受け、同社はダブル受賞となった。
同社はアルミ製食器の製造販売を手掛ける。むすびボールは、自社の鋳造・加飾技術を生かして陶器のような深みのある質感と色調を再現した食器。落としても割れず、塗り直しもできるため長く愛用できる。価格は、中が3500円、小が2500円。同社は「名誉な受賞であり、ありがたい」としている。
審査会は観光土産品の育成、発掘が目的に実施している。入賞した商品は「全国推奨観光土産品」としてアピールできる。今回は全国321社から菓子や食品、民芸品など541点の応募があり65品が入賞した。