荷さばき場に並んだブリ=能登町の宇出津港

荷さばき場に並んだブリ=能登町の宇出津港

石川県 輪島・珠洲・能登金剛 特産

ブリ来た405本(今季最多) 10キロ以上28本、能登・宇出津

北國新聞(2021年12月16日)

 能登町の宇出津港で15日、今季最多となるブリ405本が水揚げされた。100本超えは今季初で、344本は金沢市中央卸売市場、61本は石川県漁協能都支所でそれぞれ競りに掛けられた。12月上旬までブリの水揚げ量が低調だっただけに、港ではシーズン到来を待ちわびた仲買人らの威勢のいい掛け声が響いた。

 ブリは能登町沖の5カ所の大型定置網に入った。能都支所では重さ10キロ前後が半数以上を占め、最大は13・9キロだった。支所の地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」に認定された10キロ以上のブリは28本で、5千円前後で取引された。支所によると、まとまった水揚げは例年より半月ほど遅い。

 金沢市中央卸売市場では、8~16キロのブリが競り場に次々と並べられた。石川中央魚市(金沢市)によると、卸値は1キロ当たり4千円前後で、16キロのブリには約12万円の値がついた。

 県水産総合センター(能登町)によると、今季の定置網漁による県内のブリ水揚げ量は過去10年平均の515トンを下回る330トンと予想している。昨季は630トン、不漁だった一昨年のシーズンは271トン。

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