オリジナル日本酒「女将」の新酒を手にする、あわら温泉女将の会のメンバー=12月15日、福井県あわら市の芦原温泉旅館組合

オリジナル日本酒「女将」の新酒を手にする、あわら温泉女将の会のメンバー=12月15日、福井県あわら市の芦原温泉旅館組合

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あわら温泉女将のこだわり新酒完成 原材料はオール福井

福井新聞(2021年12月17日)

 福井県あわら市の「あわら温泉女将(おかみ)の会」が手掛けるオリジナル日本酒「女将」の新酒が出来上がり12月15日、同市の芦原温泉旅館組合で披露された。今年は仕込みで福井産の酵母を使うなど初めて原材料を"オール福井"で仕上げた。20日から各旅館で提供を始める。

 女将の会が地元農家や酒造会社などと酒米作りから仕込みまで取り組むプロジェクトで8年目。純米吟醸酒にこだわり、甘口と辛口を造っている。今年は、新型コロナウイルス禍で大打撃を受けた昨年より千本増産し3千本を用意する(720ミリリットル換算)。

 お披露目会には関係者ら約30人が出席。女将の会のプロジェクトリーダーは「コロナ禍で大変な状況が続く中、新酒が出来上がり本当にうれしい。これからも歩みを続け、飲む人の心を癒やし、幸せを感じるお酒になることを願っている」と話した。

 今年の新酒について、久保田酒造(坂井市)の久保田社長は「甘口は今まで以上に爽やかに仕上がった。辛口は昨年より辛めで1月下旬から2月ごろにうまみが出てくるだろう」と講評した。

 組合加盟の13旅館の食事で提供するほか、売店でも販売する。宴会価格で720ミリリットルが3500円(税別)。

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