拝殿を清める神職と巫女=尾山神社

拝殿を清める神職と巫女=尾山神社

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新年へ拝殿清め 金沢・尾山神社ですす払い

北國新聞(2021年12月20日)

 金沢市の尾山神社で19日、年末恒例のすす払い神事「清殿祭(せいでんさい)」が営まれ、神職らが1年間の汚れを落とし、新年の準備を整えた。

 加藤治樹宮司が祝詞を奏上し、巫女が「豊栄(とよさか)の舞」を奉納した。続いて雪がうっすら積もった拝殿前で、神職ら6人が長さ約3・5メートルのクロダケを使い、普段は手の届かない高所のほこりを丹念に払い落とした。

 今月上旬から神社内の清掃を始めており、拝殿の正面で締めくくった。長谷紀之権禰宜(ごんねぎ)(51)は「清らかな一年を迎えられるよう祈りを込めた。参拝客に新たな気持ちでお参りしてほしい」と話した。21日は神門のしめ縄を取り替える。

 尾山神社は初詣の混雑を避けるため、25日からお守りや破魔矢などを頒布する。拝殿内で一度におはらいを受ける参拝者を10組までとし、境内の露店は飲食関係の出店を中止する。

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