朗読と演奏、ダンスが融合した舞台=金沢市文化ホール

朗読と演奏、ダンスが融合した舞台=金沢市文化ホール

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秋声生誕150年 朗読と舞で世界観を表現

北國新聞(2021年12月24日)

 文豪徳田秋声の生誕150年記念事業(北國新聞社特別協力)の朗読劇「赤い花」は23日、金沢市文化ホールで開かれた。オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の演奏と社交ダンスを織り交ぜて秋声の世界観を表現し、約540人を魅了した。

 「赤い花」はナンバーワンダンサー神谷米子の激しい恋を描く。米子役の松岡理恵さん、米子と恋に落ちる青年・橘滋役の渡辺拓海さん、2人の仲に立ちはだかる母役のうえだ星子さんが情感豊かに朗読した。

 秋声の生誕日に合わせて企画された。エピローグとして赤い花が発表された1931(昭和6)年、秋声が自身の還暦祝賀会に寄せた感想を語りの林恒宏さんが読み上げた。

 主催した徳田秋聲記念館の上田正行館長、秋声の孫の徳田章子名誉館長があいさつした。

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