手作りの鳥居を設置する職員=七尾市の能登食祭市場

手作りの鳥居を設置する職員=七尾市の能登食祭市場

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「食祭神社」お目見え 七尾・能登食祭市場 鳥居手作り、初市へ設置

北國新聞(2021年12月27日)

 七尾市の道の駅「能登食祭市場」に26日、職員が手作りした鳥居や神棚を置いた「食祭神社」がお目見えした。新型コロナの影響で大きな催しが開催できない中でも、正月のおめでたい雰囲気を味わってほしいと来年1月2日から始まる食祭初市(北國新聞社後援)に合わせて設置し、コロナ終息の願いを込めた。

 同市場は今年9月に開業30周年を迎えたが、コロナ禍により記念イベントが開催できなかった。新年こそは盛り上げたいと考え、シンボルとなる鳥居の設置を決めた。15年ほど前に既製品の鳥居を設置したことがあったが、より親しみを持ってもらいたいと手作りすることにした。

 市場を運営する香島津参事の戸澗衛さん(70)が中心となり、約2週間かけて製作した。直径約20センチの塩化ビニールパイプを赤いペンキで塗り、鳥居の形に組み合わせた。高さ約2・5メートル、幅約1・8メートルで、2人並んでくぐることができる大きさになっている。

 26日には、戸澗さんと村本能久駅長らが鳥居を1階のモントレー広場入り口に設置し、「食祭神社」と書いた額としめ縄を飾った。27日には、同市山王町の大地主(おおとこぬし)神社の神主が鳥居をおはらいする。

 鳥居をくぐった先には、パネルを設置し、願い事を書いた絵馬のシールを貼ることができるようにする。村本駅長は「コロナで大変な年だったが、新年は食祭神社に初詣をして、幸せな1年をスタートさせてほしい」と話した。

 初市では、各テナントでお得な福袋が並ぶほか、「輪島・和太鼓虎之介」の演奏会が開催される。

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