年越大祓(としこしのおおはらえ)が29日、高岡市古城の射水神社で行われ、参拝者約60人が新しい年に向け心身をはらい清めた。
神職と参列者が大祓詞(おおはらえのことば)を奏上し、神職が麻と木綿を裂く音でおはらいした。参列者は人の形をした紙「形代(かたしろ)」で体をなで、息を3回吹き掛けて罪とけがれを移した後、小矢部川の水を入れたヒノキのたるに浮かべた。松本正昭宮司は「トラの元気にあやかり、良き年になりますように」とあいさつした。
新型コロナウイルス終息を願う「疫病退散」と記した赤いお札を参拝者に渡した。たるは31日まで設置する。