止め市の荷さばき場に並んだブリ=能登町の宇出津港

止め市の荷さばき場に並んだブリ=能登町の宇出津港

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ブリ713本、今季最多 宇出津、止め市威勢よく

北國新聞(2021年12月31日)

 能登町の宇出津港で30日、今季最多となるブリ713本が水揚げされ、このうち231本が石川県漁協能都支所の止め市で競りに掛けられた。今季はブリの出足が鈍く低調だったが、締めくくりの市にまとまった数がそろい、仲買人らは威勢のいい掛け声を響かせながら次々と競り落とした。

 ブリは能登町沖の3カ所の大型定置網に入った。重さ7~8キロ台が中心で、10キロ以上で能都支所の地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」には64本が認定された。最大は14・4キロだった。残りのブリは県内外の市場に運ばれた。

 能都支所によると、11~12月のブリ水揚げ量は5107本と前年同期1万1363本のほぼ半分となったが、12月中旬から捕れ始めており、担当者は「年の瀬の大漁で漁師の笑顔も見ることができた。来年も豊漁に期待したい」と話した。

 止め市ではサバやアジ、ウマヅラハギなども並び、全体の入荷量は例年並みの約3・5トンだった。

 止め市は例年、31日に開かれているが、今年は他の市場に合わせ、30日にした。初市は1月4日に開かれる。

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