魚津水族館が、開運の願いを込めて、寅(とら)年にちなんだ魚を展示している。トラを思わせる黄色い体色が特徴のオニオコゼなどが水槽を泳ぐ。23日まで。
オコゼは漢字で「虎魚」、ハリセンボンは「魚虎」と書くことに関連づけ、オニオコゼ3匹と昨年11月に新湊沖で捕獲されたヒトヅラハリセンボン1匹を展示。うち2匹のオニオコゼは体が黄色に輝く突然変異種で見た目から縁起が良いとされる。職員が描いた大きなトラの絵も飾り、新春ムードを漂わせる。
初日の2日は大勢の家族連れが訪れ、埼玉県から帰省中の男性会社員(40)は「黄色いオコゼとは珍しく、いかにも寅年らしい」と笑みを見せた。水槽の前で立ち止まり、スマートフォンで撮影する人の姿も多く見られた。