水揚げされたブリ。ようやく「ひみ寒ぶり宣言」が出された=氷見魚市場

水揚げされたブリ。ようやく「ひみ寒ぶり宣言」が出された=氷見魚市場

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氷見「寒ぶり宣言」やっと来た!

北日本新聞(2022年1月7日)

 富山湾を代表する冬の味覚「ひみ寒ぶり」のシーズン開始が6日、氷見市の氷見魚市場で宣言された。2011年度に判定委員会が出荷開始を宣言する取り組みを始めてから最も遅く、初の年越し後の宣言となった。市場には丸々と太った994本が並び、待ちわびたブランド魚を競り落とす威勢のよい声が響いた。

 宣言はここ数年、11月下旬~12月初旬に出されることが多かった。今シーズンは昨年末まで不漁が続き、昨シーズンより46日遅い宣言となった。極端な不漁で宣言が見送られた15年度を除き、これまで最も遅かったのは14年の12月25日。

 「ひみ寒ぶり」は重さ6キロ以上が基準。この日、市場では17キロのブリも競りに掛けられた。

 漁業者や仲買人、氷見漁協の代表でつくる判定委員会が出荷開始を宣言し、市場にのぼり旗が立てられた。専用の青い箱に納められ、県内や大都市圏などへ出荷された。

 宣言が遅れたことについて、氷見漁協の森本太郎組合長は「取れる数が安定せず、宣言を出すのが難しい状況が続いた」と説明し、今後の漁獲に期待した。

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