多くの人に冬の大野にも足を運んでもらおうと、福井県大野市は武家屋敷旧内山家に「春が待ち遠しくなる部屋」を設けた。屋敷の離れの部屋に華やかな絵障子を入れ、訪れた人に写真撮影や春を待つわくわく感を楽しんでもらう。3月25日まで。
積雪などで市内の観光客が減少する冬季に、春を感じてもらえるフォトスポットをと、離れのふすま4枚を絵障子に入れ替えた。
絵障子は桜吹雪が舞う春らしい雰囲気。外の雪景色との対比を楽しんでもらう。日本百名山の荒島岳や水、ウグイスなど大野市を象徴するイラストを随所にデザインした。旧内山家の瓦やくぎ隠しのモチーフに使われ、大野藩主・土井家のよろい甲の装飾にもなったウサギが楽しそうに遊ぶ様子も描かれている。
市の担当者は「写真撮影や部屋の雰囲気を楽しんでほしい」と話している。
高校生以上は入場料300円。お年玉企画として、先着200人に市限定パッケージの「うまい棒」をプレゼントする。