家々を回り、「塞の神じゃ」と歌う子どもたち=入善町上野

家々を回り、「塞の神じゃ」と歌う子どもたち=入善町上野

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無病息災祈り「塞の神まつり」 入善・邑町地区

北日本新聞(2022年1月10日)

 入善町上野の邑町地区に伝わる国重要無形民俗文化財「塞(さい)の神まつり」が9日、行われた。地元の子どもたちが家々を回って正月飾りなどを集め、厄払いや無病息災を祈った。

 塞の神は災いから守る神で、まつりは1858年に始まったとされる。2010年に国重要無形民俗文化財となり、塞の神まつり保存会と邑町壮青年会、邑町児童会が毎年行っている。

 上青小学校の児童12人が参加。男女一対の木製人形「デクサマ」を鳴らし、「塞の神じゃ、大神じゃ」と歌い、家人から正月飾りや菓子を受け取った。新型コロナ感染対策で家の中には入らず、玄関の外で歌った。吉塚大智君と菊井航君が最年長の「オヤカタ」を務めた。塞の神の石碑前で正月飾りを燃やした。

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