上田市別所温泉で灯籠などの明かりが路上に置かれ、温泉街を彩っている。同温泉観光協会などが2月9~13日に開く「上田氷灯ろう夢まつり」のプレイベント。歩く人が減るこの時季に訪れてもらおうという狙いに加え、新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、温泉街を元気に―との思いから設置した。
外湯の「石湯」から「大湯」に至る約700メートルに100個近い灯籠が並び、温かなオレンジ色にともっている。このうち北向観音参道には赤や青など色とりどりに光る球形の「ボールライト」約40個も置かれ、幻想的な光景が広がる。友人と神奈川県から訪れた高橋英人さん(59)は「静けさの中に明かりがあって良い雰囲気」と話し、写真に収めていた。
夢まつりの最終日まで午後4時半~9時にともす。夢まつりでは氷灯籠も置き、北向観音堂をライトアップする。