モニターツアーをPRする坂井理事長(前列中央)ら

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庄川温泉郷の魅力向上へ 宿泊・交通・道の駅が連携

北日本新聞(2022年1月14日)

 庄川温泉郷の魅力を伝える新しい観光商品づくりに役立てようと、富山県砺波市の庄川峡観光協同組合は「冬の庄川温泉郷プレミアムモニターツアー」を行っている。1月から貸し切りバスで県内や石川、岐阜両県の観光地を巡る無料ツアーのほか、温泉郷の近隣観光地までタクシーで無料送迎するサービスに取り組んでいる。2月20日まで。

 三楽園、ゆめつづり、川金の3宿泊施設ととなみ観光交通(同市一番町)、道の駅庄川(同市庄川町示野)が連携して企画。観光庁の補助を受けて実施する。

 3施設の宿泊客だけが参加できる。道の駅庄川を発着点に、国宝瑞龍寺(高岡市)や兼六園(金沢市)、白川郷(岐阜)などを訪れる昼食付きの5コースを用意する。タクシーの送迎は、温泉郷から片道30分以内とする。

 この他、道の駅のホールを改修し、宿泊客が休憩したり新商品の試食をしたりできるラウンジスペースとする。各宿泊施設は客室を改修する。ツアーの参加者にアンケートに答えてもらい、新しい観光商品の開発につなげる。坂井彦就理事長は「30代前後の若い世代の利用を増やしたい。観光の利便性を高め、『選ばれる庄川温泉郷』を目指す」と話している。

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