"日本一のナポリタン"に輝いた「麺屋いく蔵」(氷見市北大町)の「氷見イワシ香るナポらー麺」が2月、東京進出を果たす。同店を経営する三興土木(同市上田子)が、日本橋兜町にナポらー麺の専門店をオープン。久保俊介社長は「氷見の食材を生かしたラーメンで、地元をPRしたい」と話している。
久保社長は2012年、「ラーメンで町おこしができないか」と一念発起し、氷見市のひみ番屋街に「麺屋いく蔵」を開業した。
ナポらー麺は昨年、日本一のナポリタンを決める「ナポリタンスタジアム2021」(カゴメ主催)でグランプリを獲得。麺は特産ハトムギを練り込み、スープは地元のカタクチイワシを使い、2種類のケチャップを合わせてナポリタン風味に仕上げた。山ぶどうジュースとシードルで爽やかさを加えた。
日本一になったのを機に、氷見の魅力を広く発信しようと、アンテナショップが集まる日本橋に専門店を出すことを決めた。店内はイタリアをイメージし、おしゃれな雰囲気を演出。リゾットセットやワインも提供する。
店が軌道に乗れば、期間限定でひみ番屋街店の「氷見そば」「氷見牛しゃぶしゃぶラーメン」をメニューに加える。久保社長は「氷見への思いが詰まったラーメンで勝負したい」と力を込める。