地域の名所や名物があしらわれた、ご当地マンホールを紹介する「マンホールカード」の新潟県燕市版第3弾が15日から、吉田地区の市長善館史料館で無料配布される。旧吉田町のマスコットキャラクターが町の花「バーベナテネラ」を抱えるデザイン。各地に熱心な収集家がおり、観光や市のPR効果が期待できそうだ。
マンホールカードは、国や水道事業者らでつくる「下水道広報プラットホーム」が、全国の自治体と協力して2016年から発行。表にはマンホールの写真と位置情報、裏にデザインの由来がつづられている。
市内には4種類のご当地マンホールがある。17年から大河津分水路の可動堰(ぜき)や桜の花の絵柄入りカードを道の駅国上で、19年からツバメをモチーフにしたカードを市産業史料館で配っている。
市下水道課によると、21年12月末時点で累計配布数は2種類で計1万2249枚。担当者は「観光人口の増加につながっている」と手応えを語る。
第3弾のカードは長善館のパンフレットに挟んで配り、館内を見学した人に同じ図柄の缶バッジを贈る(先着200個)。感染対策を講じて来場者を受け入れるが、15、16の両日は混雑が予想されるため、「カードは今後も継続して配布する。可能なら平日にずらして来場してほしい」と呼び掛けている。
1人1枚。月曜休館。問い合わせは市下水道課、0256(77)8291。