書業60年以上にわたる作品が並ぶ今村桂山さんの個展=1月13日、福井県福井市の県立美術館

書業60年以上にわたる作品が並ぶ今村桂山さんの個展=1月13日、福井県福井市の県立美術館

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今村桂山さん個展 書の道65年たどる40点 県立美術館

福井新聞(2022年1月14日)

 日展特別会員で日本書芸院顧問の今村桂山さんの個展が1月13日、福井県福井市の県立美術館で始まった。日展や日本書芸院展の出品作など、書業60年以上にわたる約40点が並ぶ。16日まで。

 今村さんは18歳で書道を始め、2008年に本県在住作家として初の日展評議員となった。個展には、1986年に2度目の日展特選になった「李九齢詩」や2012年に日展最高賞の文部科学大臣賞に選ばれた「竹里館」など受賞作の数々が並ぶ。

 門下生による第49回石門展も同時開催され、小学生から一般までの約70人が1点ずつ出展している。今回は自身の干支が入った詩文や漢字がテーマ。福井市の女性は、白墨を使って「巳」の文字をしたためた。青色の台紙に白色の文字を際立たせ、縁起の良い白蛇をイメージさせる作品に仕上げた。

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