氷見市沿岸に自生する海藻で、冬に収穫期を迎える「ナガラモ」の初競りが15日、同市の氷見魚市場であった。氷見漁協によると、市内では約30人がナガラモ漁に携わっており、この日は20人が袋詰めした計300キロを市場に持ち込み、仲買人が次々と競り落とした。
市内を中心にスーパーや鮮魚店に出回るほか、市内の民宿・飲食店など15軒ほどが刻んでご飯にかけた冬の限定メニュー「海とろめし」を提供している。
ナガラモはホンダワラ科のアカモクの別称。毎年、同漁協が生育状況を確認して市場で取り扱う期間を決めており、今季の競りは2月12日まで行う予定。
資源保護のため2014年から漁業者1人につき1日30袋(1袋500グラム)以内の持ち込みとし、漁協指定の袋に詰めて出荷している。