新春を明るく照らす生け花の秀作を堪能する愛好者=金沢市の金沢エムザ8階催事場

新春を明るく照らす生け花の秀作を堪能する愛好者=金沢市の金沢エムザ8階催事場

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王国の美、気高く 北國花展が開幕 金沢エムザ

北國新聞(2022年1月16日)

 第47回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は15日、金沢市の金沢エムザ8階催事場で開幕した。年初めの花展に地元華道家が入魂の作を寄せ、「生け花王国・石川」の気高さが漂う会場では、初日から愛好者が熱心に鑑賞した。

 1976(昭和51)年に始まった北國花展は、「伝統と現代」を一貫したテーマに掲げ、実力本位で出品者が選抜されてきた。今回は前後期合わせて13流派の163人が出品する。

 北國芸術賞受賞者である西(保の木がホ)淳甫さん(嵯峨御流)、蓮覚寺光敬さん(草月流)、市村理優さん(古流華之枝会)、廣岡理樹さん(古流柏葉会)、前田由翠さん(池坊)の大作5点が重厚な存在感を放った。特別大作の5点とともに全期間展示される。

 前期は18日までで、後期は20~23日。19日は後期展生け込みのため休みとなる。入場料は700円(中学生以下無料)。

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