高岡市中心市街地の施設を活用し活性化につなげる「ユニークベニューTAKAOKA オン まちなかステージ」のスペシャルコンサートが22、29の両日、ウイング・ウイング高岡で開かれる。プロの音楽を楽しんでもらおうと、初のホールコンサートにする。「富山の輝くミューズたち」と題し、女性アーティストが魅力あふれる歌声を響かせる。
市民らが気軽に芸能活動を発表、鑑賞できる場を提供しようと、市や市民文化振興事業団などが2019年に始めた。買い物客や通行人らが楽しめるよう、御旅屋セリオや高岡駅デッキなどで無料で開いてきた。今回は照明や音響の環境が整ったホールで、幅広い世代に音楽を聴いてもらう。
22日は、女性ボーカルグループ「grava(グラーヴァ)」が出演する。布上智子さん(富山)と高野さおりさん(高岡)が、上野聡美さん(富山)のピアノで甘いハーモニーを披露する。「チョコレートロマンス」「誓い」といったオリジナル曲など、冬を温めるというコンセプトで選曲。「結成20周年なので、感謝の気持ちを込めたい」と意気込む。
29日は、魚津市出身のミュージカル女優、しらたまなさんが登場する。富山弁を交えクラシックをアレンジした「Caprice No.24~ただのひとりごとやちゃ。~」や、東京でミュージカル「ひめゆり」に出演した際の「ことりの歌」など、幅広いジャンルを歌う。県東部で活動することが多く、高岡では初めての舞台。「いろいろな人に来てもらえたらうれしい」と話す。
両日とも午後4時開演。チケットは各2千円(2公演セット券3千円)。同事業団やアーツナビなどで取り扱っている。