高岡市福岡地域特産「菅笠(すげがさ)」作りの体験会が18日、高岡市福岡中学校で行われた。1年生98人がミニサイズ「豆笠」を製作し、国の伝統的工芸品に指定されている地元の伝統産業に理解を深めた。
「越中福岡の菅笠振興会」(高田哲会長)のメンバー9人に教わりながら、生徒はプラスチックの笠骨に、針と糸でスゲを丁寧に縫い付けていった。向美優さん(13)は「初めて体験したが、想像以上に難しかった。地元の伝統に触れることができていい経験になった」と話した。
県伝統産業協議会の「伝統的工芸品ふれあい教室」の一環として毎年実施している。豆笠は10月の学校祭で展示する予定。