福井県観光連盟は、本年度創設した「観光地域づくり推進事業補助金」の対象に、若狭町の第三セクター「クマツグ」が宿場町「熊川宿」で手掛ける食品加工施設の整備事業を採択した。100万円を交付する。
クマツグは昨年11月、熊川地区の活性化を目的に、コンサルティング会社「デキタ」など民間企業と若狭町が共同出資して設立した。初事業として、熊川宿内の空き家を改修して食品加工施設を整備し、地元産の葛(くず)やシイタケなどを使った土産品開発に取り組む。
「観光地域づくり推進事業補助金」は、民間事業者の観光コンテンツ開発や情報発信を支援するのが目的で、採択は7件目。県観光連盟は今後も、地域の観光を担う民間プレーヤーへの支援を行っていくとしている。