富山県氷見市の氷見魚市場で21日、ブランド魚「ひみ寒ぶり」が602本水揚げされ、今シーズンの累計が1万217本となった。今月6日の出荷開始宣言から16日目での1万本超えとなった。11月に宣言が出され豊漁だった昨シーズンより45日遅い。
昨年11、12月が比較的温暖だったためブリが富山湾へ南下してくるのが遅れたとみられ、異例の「年越し宣言」となった。宣言後も水揚げが千本を超えたのは7、8日の2日間しかなく低調で、氷見漁協の担当者は「例年と比べて良型のブリの大群が定置網に入らず、不漁のシーズンになっている」と説明した。