雪の上でさらされ、白さを増すコウゾ=南砺市東中江

雪の上でさらされ、白さを増すコウゾ=南砺市東中江

富山県 砺波・南砺・五箇山 特産

雪のように白く 南砺市でコウゾさらし

北日本新聞(2022年1月23日)

 和紙の原料になるコウゾを雪の上で漂白する雪さらしが、南砺市東中江(平)の東中江和紙加工生産組合で行われている。朝から冷え込んだ22日も、宮本友信代表(65)と弟の謙三さんが束になったコウゾの樹皮を雪上で裏返していた。

 雪さらしは五箇山地方に伝わる昔ながらの手法で、県内で受け継いでいるのは現在、宮本さん方のみとなっている。雪の水分と日光でコウゾの葉緑素を抜き、約7~10日間で白くなる。宮本さんは「今年は天気のいい日が少なく、例年より雪さらしが長引いている」と話した。3月上旬まで続く。

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