45年以上にわたって夜叉ケ池を撮り続けている高橋さんの写真展=福井県南越前町東大道の福井銀行南条支店

45年以上にわたって夜叉ケ池を撮り続けている高橋さんの写真展=福井県南越前町東大道の福井銀行南条支店

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夜叉ケ池撮り続け45年、南越前町の男性が初個展 40点を披露

福井新聞(2022年1月27日)

 45年以上にわたって福井県南越前町の夜叉(やしゃ)ケ池の写真を撮り続けている高橋貞義さん(68)の初の個展が、同町東大道の福井銀行南条支店で開かれている。季節や時間帯によってさまざまに表情を変える夜叉ケ池を捉えた40点を展示している。2月28日まで。

 高橋さんは社会人になったころからカメラに興味を持ち、昭和50年ごろから毎年3、4回夜叉ケ池に通い写真を撮り続けている。雪が解けて花が咲き始める春先、紅葉が見事な秋、一面銀世界になる初冬がお気に入りの季節という。

 「身近にこんなにすてきな場所があることを、地域の人たちに知ってもらいたかった」(高橋さん)との思いから、地元住民が利用する銀行のロビーを初個展の会場に選んだ。撮りためた作品の中から、1982年~2021年に撮影した40点を展示。稜線(りょうせん)を挟んで雪で真っ白な南越前町側と雪のない岐阜県側のコントラストが美しい冬山や、池を取り囲むように鮮やかに紅葉が色づく秋の風景など力作が並んでいる。

 「同じ場所から撮っても季節や天候、時間帯によって全然違う写真になる。それが何度通っても飽きない理由」と高橋さん。「これからも健康でいる限り撮り続けたい」と話している。

 写真展は平日の午前9時~午後3時。

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