下諏訪町の諏訪湖岸近くで結氷した湖面に一部、わずかにせり上がった筋が現れ、地元の人が「御神渡(おみわた)りのようにも見える」と喜んでいる。
同町の新聞販売店社長、渡辺章さん(54)は27日朝に散歩中、同町高浜の湖岸で氷の筋を発見。28日朝も残っているか見に行くと、50メートル以上にわたって筋がジグザグに走り、少しだけ氷がせり上がっている場所もあった。2018年に出現した御神渡りを見た渡辺さんは「それに比べれば、プチ御神渡り」。
対岸の諏訪市豊田では八剣神社(諏訪市)が御神渡りの認定に向けた観察を続けている。渡辺さんは「ここの筋が大きくなったら、『市民認定』の御神渡りにできるかな」と観察を続けるつもりだ。