用意した桜盆栽。手前は伝統的な鋳物を活用した商品

用意した桜盆栽。手前は伝統的な鋳物を活用した商品

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一足早い「春」届けます 旭山桜の盆栽出荷

北日本新聞(2022年2月2日)

 高岡市広小路の園芸・造園業「晴香園」(野上和義社長)は、一足早い春を届ける桜盆栽の出荷を始めた。今年は地元の伝統工芸とコラボし、高岡銅器の香炉を植木鉢に活用した盆栽が新たに登場した。

 桜盆栽は、高さ20~25センチの旭山桜(あさひやまざくら)を植えた卓上に置ける小さなもの。現在はつぼみをつけており、暖かい室内に置くと2、3週間で開花する。薄ピンク色の八重咲きの花が楽しめる。

 今年は仏具製造卸ハシモト清(同市あわら町)から、在庫の香炉を加工した植木鉢の提供を受けた。真ちゅう製で直径8センチと10センチがあり、側面に桜の模様があしらってある。

 出荷は年々早まり、バレンタインデーやホワイトデーの贈り物としての需要に加え、受験の合格祈願に買い求める人も増えているという。新型コロナ禍で自宅用のニーズも高まり、担当者は「少しでも心の癒やしになれば」と話した。

 約3千鉢を全国に出荷する。イオンモール高岡(同市下伏間江)内の直営店で販売し、陶器の植木鉢は2750円~。香炉の商品(1万3200円~)は来週以降、店頭に並ぶ。

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