「サクラマス釣りの聖地」として知られる九頭竜川で2月1日、福井県福井市などの一部区域での釣りが解禁になった。待ちわびた県内外の愛好家たちが早速、憧れの魚を狙ってさおを振った。
サクラマスはヤマメが海に下って成長した魚で、2~4月ごろ産卵のため生まれた川に遡上(そじょう)する。銀色の美しい魚体や希少さ、釣り上げる難しさからファンが多い。
福井市の高屋橋から北陸自動車道九頭竜川橋までの約10キロで解禁になり、早朝から釣り人がルアーを投げ込んでいた。
この日午後5時時点では、市内の釣具店や九頭竜川中部漁協に釣果報告は寄せられていない。坂井市の会社員男性(52)は「釣るのが難しいからこそ釣ったときに達成感を得られる。今年も粘りたい」と意気込んでいた。
16日には九頭竜川橋から上流も解禁となる。5月末まで。