福井大教育学部初等教育コース美術科の学生と同大教職大学院教職専門性開発コース美術科の院生、同大学院同学部美術科の研究生による「卒業・修了制作展」(福井新聞社後援)が2月6日まで、福井県福井市の県立美術館で開かれている。学生ら6人が絵画や立体造形、絵本など、集大成となる約30点を展示している。
大学院2年の学生は「かたむき、ゆがみ」をテーマに制作。うなだれたような姿の女性の木彫や、約60センチでみの虫のように逆さまにつるされた人などを展示。学生は「人間のきれいさだけではない、内面の葛藤を形にした」と話していた。
学部4年の学生は絵本2作品を制作し、ケント紙に色鉛筆で描かれた原画を展示。ロボットと赤い服を着た女性の暮らしを描き、悲しさとやさしさを感じさせる作風になっている。