3日の節分を前に、富山県南砺市平地域の世界遺産、相倉合掌造り集落に2日、鬼と疫病退散に御利益があるとされる妖怪アマビエの雪像が登場した。
地元の保存財団職員の中島仁司さん(41)が昨年に続いて作った。財団の事務所横で、半日かけて仕上げた。
鬼は高さ、幅とも約2メートル。きばと角は大根とサツマイモ、鼻はキャベツ、耳はそり、髪はござと、野菜や雪遊びの道具で顔をこしらえた。アマビエは高さ、幅とも約1・5メートルで、口はニンジン、目はアボカド。
雪像の設置は4日まで。コロナ退散を願い、鬼に雪玉をぶつけてもいい。中島さんは「訪れた人にほっこりしてほしい。雪で楽しんでもらえれば」と話している。