写真パネルを見ながらプロジェクトについて話す林邦応さん(左)と林勇次さん

写真パネルを見ながらプロジェクトについて話す林邦応さん(左)と林勇次さん

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松本の「裏町」活性化の取り組み 写真と映像で紹介 27日まで展示会

信濃毎日新聞(2022年2月6日)

 松本市の繁華街「裏町」のにぎわい創出に取り組む「信州松本うらまちレジリエンス協議会」は5日、裏町で昨年から開いている演劇公演などの様子を写真パネルや映像で紹介する展示会を、同市大手2の長野銀行大名町支店で始めた。新型コロナウイルスの感染急拡大で3月に予定していた演劇公演が中止となったため、活動に関心を寄せ、応援してほしいと企画した。

 協議会は昨年発足し、裏町の空き店舗を改装した会場での演劇公演といったプロジェクトを始動。今年にかけて3作品5公演を行った。写真パネルは、ありふれたように見える市井の暮らしを見つめ直す「バクソーセレナーデagain!」で演じる役者の喜怒哀楽を切り取った約100枚を並べている。会場では他の作品も含めた公演の映像をテレビで流している。

 公演の作・演出を手掛けたプロジェクトのアートディレクター林邦応(くにお)さん(61)=松本市神田=は「見た人が心を動かされるような写真を選んだ」とする。裏町は、古くは置き屋も並ぶ花街として栄えた。裏町に実家がある協議会長の林勇次さん(61)=同市城西=は「昔と同じようでなくても新たなにぎわいをつくりたい。展示会が裏町について知ってもらう機会になればいい」と話している。

 27日までの午前9時~午後7時(土日曜・祝日は午後4時半まで)。入場無料。

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