●3段階で級設定
能美市に関する知識を問うご当地検定「第6回のみ検定」は6日、市辰口福祉会館で行われ、市内外の94人が歴史や文化など全60問に挑戦した。今年から知識レベルに応じて3段階で級を設定、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となり、参加者は久しぶりの検定でふるさとの知識を確かめ、愛着を深めた。
のみ検定は市ふるさと振興公社が2015年に始めた。今年は1級(上級)に1人、2級(中級)に18人、3級(初級)に75人が受検した。いずれも四者択一の全60問で8割以上の正解で合格となる。
2、3級は公式テキスト「能美市まるごとガイドブック」(北國新聞社発売)から出題され、1級はテキストに加え、時事問題なども出された。
受検者は九谷茶碗(ちゃわん)まつりや秋常山1号墳、元大リーガー松井秀喜氏の愛称に関する問題をはじめ、能美市のコミュニティーバス「のみバス」の運賃や市特産の「国造(こくぞう)ゆず」の種類を問う問題などに真剣な表情で取り組んだ。
寺井小4年の川本桃花さん(10)は母さつきさん(44)とともに初めて受検し、桃花さんは「手応えはバッチリ」と笑顔を見せ、さつきさんは「地元を知るきっかけになった。親子でダブル合格できるとうれしい」と話した。
結果は28日正午に市ふるさと振興公社のホームページで発表される。合格者には級に応じて金、銀、銅のバッジや合格証などが贈られる。