金沢市の近江町市場の鮮魚店「大口水産」は7日までに、能登高生が考案したトビウオを使用した缶詰の販売を始めた。同店がトビウオを提供している縁から販売が決まった。荒木優専務は「水産業界を盛り上げようと頑張ってくれた高校生の商品をぜひ食べてほしい」とPRした。
缶詰は、トビウオのすり身の団子を魚醬(ぎょしょう)いしるなどで味付けしたもので、商品名は「アゴがはずれるほどおいしいアゴダゴ汁」。日本財団の海と日本プロジェクト「ローカルフィッシュカングランプリ」の一環で開発され、1缶300円(税込み)で販売している。
400缶の限定販売で、ミネストローネや炊き込みご飯など生徒が考えたトビウオのオリジナル料理も合わせて取り扱う。