絵巻を眺める(左から)竹田さん、川口町長、辺本さん=内灘町役場

絵巻を眺める(左から)竹田さん、川口町長、辺本さん=内灘町役場

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銭五の足跡、絵巻でたどって 石川県内灘町の辺本さん、竹田さんが町に寄贈

北國新聞(2022年2月18日)

 内灘町文化財保護審議会委員の辺本良治さん(70)と同会長の竹田菊夫さん(78)は17日、1821(文政4)年に江戸へ旅した加賀の豪商銭屋五兵衛の足取りを再現した全長16メートルの絵巻を町に寄贈した。通った宿場や町名、名産品などがカラーで記され、川口克則町長は「企画展を検討したい」と話した。

 銭五は1821年2月16日、友人1人と従者1人を伴い宮腰(現・金沢市金石)を出発し、長野の善光寺などを経て江戸を目指した。復路は東海道を西へ進み、琵琶湖の東岸を北上して4月2日に帰着した。この旅を「東巡記行(とうじゅんきこう)」と題した日記につづった。

 辺本さんは日記を基に絵巻を製作し、竹田さんが監修した。絵巻は縦0・9メートル、長さ8メートルの2巻で、上巻は往路、下巻は復路をまとめた。銭五が一日に歩いた距離、現地紹介の動画を視聴できるQRコードも掲載した。竹田さんは「多くの町民に見てもらいたい」と期待した。

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