福井県あわら市商工会は市と連携し、「Googleストリートビュー」を活用した情報発信事業を行っている。市内企業や旅館、飲食店の内観などの360度写真を投稿し、誘客や市内企業のPRに役立てる。
昨年11月中旬から商工会役員を中心に撮影を始め、現在52カ所450枚を投稿。約25万回閲覧されている。
これまで、市内でストリートビューを活用している施設はごく一部だったという。360度写真を用いることで、気になる場所をクリックして移動することができ、利用者はその場にいる感覚になり雰囲気が伝わる仕掛けだ。
扱うのは、商工会会員の飲食店や小売店、工務店などの商業施設をはじめ、公共施設や旅館の内観が中心。あわら夢ぐるま公園や北潟湖畔公園など、屋外の写真も一部ある。
アクセスは、アプリ「Google Maps」のストリートビュー機能から可能。地図上の小さい丸のアイコンを押すと閲覧できる。
商工会は「北陸新幹線開業までに発信力を持ったあわら市にしたい。よりリアルに知ってもらうことで訪れるきっかけにしてほしい」と期待。「新型コロナで売り上げが落ち込んだ事業者の広報の手助けにもなれたら」とも話した。