うつむくようにかれんな花を咲かせる姿から「冬の貴婦人」と呼ばれるクリスマスローズの展示が、新潟県長岡市の国営越後丘陵公園で行われている。訪れた家族連れらは、黄色やピンクといった多彩な色合いや、バリエーション豊かな模様に見入っている。
クリスマスローズはヨーロッパ原産で、キンポウゲ科の多年草。がく片がバラの花のように開くのが特徴だ。
園内の「花と緑の館」では、全国有数の産地である新潟市秋葉区で生産された約200鉢が会場を彩っている。展示初日の19日に訪れた人は花をのぞきこんだり、写真を撮ったりして多様な咲き方を見せる花々を楽しんでいた。
家族3人で訪れた上越市の会社員男性(34)は「どれもきれいで種類の多さに驚いた。生産者のこだわりを感じる」と話した。
展示は27日まで。無料。