黒部まちづくり協議会は２２日、ユーチューブチャンネル「黒部まち協チャンネル」を開設する。観光客らに向けて、市内のローカルな情報や魅力を発信し誘客を促す。第１弾は、大食いタレントが市内の飲食店を巡り、くろべ水餃子（ギョーザ）を食べる動画を配信する。チャンネル登録者数は、市の人口と同じ４万人を目指す。

　デジタルを活用したまちづくりを推進しようと、「水餃子のまち黒部プロジェクト」の本瀬藍一朗リーダーが中心となり企画した。関西電力黒部ルートの一般開放を見据え、市外から訪れる観光客に有益な情報を紹介するとともに、コロナ禍で打撃を受ける飲食店を応援する狙いがある。

　チャンネルでは、地元の人が愛する店や観光スポット、イベントの情報を紹介していく。第１弾は、大食いタレントでユーチューバーのおごせ綾さん（新潟市）が、市内１１店舗でくろべ水餃子を食べる計１１の動画を順次配信する。

　くろべ水餃子の日である２月２２日（ふーふーふーの日）を開始日とした。本瀬さんは「コロナ禍でも飲食店が頑張っている姿を伝え、少しでも世の中を明るくしたい。観光客が黒部のことを事前に調べるのに役立てばいい」と話している。