ふるさと納税で人気の返礼品を手に取る来場者=2月19日、東京・渋谷区の「AZLM CONNECTED CAFE 渋谷地下街店」(福井県坂井市提供)

ふるさと納税で人気の返礼品を手に取る来場者=2月19日、東京・渋谷区の「AZLM CONNECTED CAFE 渋谷地下街店」(福井県坂井市提供)

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渋谷のカフェで福井県坂井市のふるさと納税返礼品を展示 3月30日まで人気46点

福井新聞(2022年2月22日)

 福井県坂井市は、ふるさと納税の大手総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(本社東京)が東京・渋谷のAIカフェに開設したブースを活用し、ふるさと納税で人気の返礼品46点を展示している。3月30日までの期間限定で、寄付者は返礼品を持ち帰ることができ、マーケティング調査も実施する。市は「生産者の思いや地域の魅力を伝え、アフターコロナに坂井市に来てもらう契機にしたい」としている。

 展示は市内26事業者で、福地鶏を使ったテトテヲ(春江町)の「ふくたまごマヨネーズ」や近ちゃんふぁ~む(三国町)の「美梨ジュース」、さんさん池見(同)の「いちほまれ真空パック」など。「ICHIGOOJI」(春江町)のイチゴや谷口屋(丸岡町)の油揚げの試食もある。

 坂井市は品川区の戸越銀座商店街のアンテナショップで全国で2例目、県内では初めてトラストバンクの「電子感謝券」を導入した。寄付額の3割がポイントとして使える仕組みで、例えば1万円の寄付に対して3千円分のポイントが付与され、これを使って展示品の支払いができる。

 返礼品を展示する店舗は「AZLM CONNECTED CAFE 渋谷地下街店」。日本各地の商品を展示して市場調査ができる場として注目され、AIカメラで来店者の年代や性別、商品への興味関心の度合いなどを数値化できる。ものづくりの思いを込めた写真パネルを添えた各事業者の返礼品はブースの一角に展示され、終了後はマーケティングに関するデータ提供を受けて今後の事業展開に生かしていく考え。

 寄付者には市の魅力を伝える案内状のほか、市内で使えるレンタサイクルの体験チケットなどをプレゼントしている。

 展示を始めた19、20日の両日で、返礼品を持ち帰ったのは18人で寄付額は約10万円だった。企画政策課の担当者は「アフターコロナと北陸新幹線県内開業を見据え、特産品を手に取って見てもらうことで首都圏との関係性をつくり、来訪を促したい」としている。

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