金沢市堅田町の飲食店「ご飯処かどや」は23日、加賀野菜「加賀れんこん」や、地元のジビエを使った特製ギョーザの提供を始める。新たに店先に冷凍ギョーザの自動販売機を置き、店内だけではなく、持ち帰って気軽に地元食材の料理を楽しんでもらう。店主の加藤純子さん(64)は「大人から子どもまで多くの人に食べてほしい」と話している。
コロナで家での食事が増えたことに加え、入院中の夫・悦晶さん(69)の付き添いで休業する際にも、24時間かどやの味を提供できるように自販機を設置することにした。
新商品のギョーザは地元食材にこだわり、加賀れんこんのほか、森本地区の「ジビエ工房三谷」のイノシシ肉、薬師谷地区のヤーコンを入れた。もっちりとしたレンコンと、ヤーコンのシャキシャキ感、粗みじんにしたイノシシ肉の歯ごたえが特長だという。
自販機にはギョーザの他に、店の人気メニューのお好み焼き「かどやき」と「かどピザ」の3種類を用意する。全て冷凍で、ギョーザは自宅で焼いたり揚げたりして食べてもらう。
ギョーザは8個入りで500円。かどやきは1個1500円、ピザは千円。今後も金時草やジビエを使ったピザを商品化予定で、加藤さんは「家族へのお土産にもしてほしい」と話している。