完成したマップを確認する関係者=金沢市此花町

完成したマップを確認する関係者=金沢市此花町

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商店街の魅力知って 3Dマップで誘客作戦、来店予約も可能に 金沢駅前別院通り

北國新聞(2022年2月24日)

 金沢駅前別院通り商店街振興組合は23日までに、VR(仮想現実)技術を活用した3Dマップを作った。コロナ下で商店街を訪れにくい遠方の人にも詳しく知ってほしいと企画。通りに立ち並ぶ44店舗の動画などを盛り込み、飲食店では来店予約もできる仕様に仕上げた。25日から公開予定で、関係者は2年後に迫った北陸新幹線県内全線開通とコロナ収束後を見据え、金沢の玄関口に位置する商店街のPRに努める。

 3Dマップはスマートフォンなどの端末で、約300メートルの商店街が360度見渡せるVR空間が映し出される仕組み。商店街の全体地図や店舗の外観に加え、一部の店は店内も確認でき、臨場感が味わえる。

 映像会社「トゥモローズランチ」(野町3丁目)に依頼し、昨年12月に撮影した。費用は市の「元気回復プロモーション事業」の助成金を受けた。

 振興組合は7~8年前に商店街を紹介するチラシを作製し、JR金沢駅や近隣のホテルなどに配布した。コロナ下の外出自粛で、人通りが減り、チラシを目にする機会も減ったと考え、商店街のことを知ってもらおうと昨年8月から準備を進めてきた。

 25日から組合のホームページや会員制交流サイト(SNS)で公開するほか、既存のチラシにも3Dマップが閲覧できるQRコードを載せる。酒井剛理事長は「コロナ収束後には気軽に商店街に来てほしい」と話した。

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