23日の石川県内は大雪が峠を越え、雪が降りやむ時間もあった。午後9時現在の積雪は白山河内115センチ、加賀菅谷77センチ、金沢30センチ、珠洲22センチ。3時間降雪量が前日、2月の観測史上最多タイの21センチを記録した金沢市では23日、兼六園に観光客ら2095人が訪れ、雪が弱まった間に冬景色の広がる名園を楽しんだ。
休日を利用して雪かきをする住民も多く、市は5カ所目となる排雪場を大豆田(まめだ)大橋詰犀川右岸に開設した。市内では21~23日、転倒や除雪中に50~80代の4人が軽傷を負った。
金沢地方気象台によると、24日は次第に冬型の気圧配置が緩む。同日午後6時までの24時間予想降雪量は最大で加賀の平地7センチ、山地15センチ、能登の平地3センチ、山地7センチとなる。