アマチャヅル入りの大判焼きを試作する南砺市商工会女性部城端支部のメンバー

アマチャヅル入りの大判焼きを試作する南砺市商工会女性部城端支部のメンバー

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アマチャヅル入り大判焼き復活 南砺の「つごもり大市」で販売

北日本新聞(2022年2月25日)

 28日に南砺市城端地域中心部の国道304号を歩行者天国にして開かれる「つごもり大市」で、アマチャヅル入りの大判焼きが4年ぶりに販売される。城端地域でのイベントや祭りで愛されていた焼き菓子。南砺市商工会女性部城端支部(河合朗子支部長)が、地元の名物となるよう復活させる。

 アマチャヅルは、多年生のツル性植物。乾燥させ粉末状にして、健康茶などの飲み物に利用される。南砺市蓑谷(城端)の特産品として、地元の生産組合が大判焼きやせんべいなどを販売していた。組合員の高齢化で、活動を休止した。

 女性部は毎年、つごもり大市でぜんざいを販売。今年は新型コロナの感染拡大防止のため、持ち帰りできる商品を並べようと、かつて人気だった大判焼きに決めた。生産組合が大判焼きを作る機械を保管していることが分かり、借りることにした。

 アマチャヅルは組合員だった蓑谷の高澤ゆき子さん(82)が自宅で保存していたものを譲り受けた。レシピも高澤さんから教わり、当時の味を再現。あんことカスタード入りを用意し、1個100円で販売する。

 大判焼きはNHKのドラマ「カムカムエヴリバディ」で回転焼きとして登場して注目を浴びており、河合支部長は「昔から人気のあった菓子なので、城端地域の味として再び定着させたい」と意気込んでいる。

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