法被を着てインタビューに答える子どもたち

法被を着てインタビューに答える子どもたち

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夜高まつりに興味持って 子どもの疑問に動画でアンサー

北日本新聞(2022年2月28日)

 砺波商工会議所青年部は、昨年6月から毎月1回、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで、砺波市出町地区の小中学生から募集した「となみ夜高まつり」に関する疑問に答えている。将来を担う若い世代に祭りの魅力を知ってもらい、伝統を受け継ごうと企画。3月に最終回を迎えるのを前に、同青年部のメンバーが27日、子どもたちから祭りの魅力や動画から学んだことを聞き取った。

 となみ夜高まつりは、毎年6月中旬に砺波市中心部の出町地区で開かれ、大小約20基の行燈(あんどん)の引き回しや、大行燈をぶつけ合う「突き合わせ」を行う。新型コロナウイルスの影響で、2年連続で中止となった。

 砺波商議所青年部のニューチャレンジ総務委員会(熊野皓太委員長)が、各町内の関係者や住民ら計約20人に取材し、「ヨイヤサ」という掛け声の意味や行燈の重さなどの疑問に答えてきた。撮影や編集も担い、これまで8本を投稿した。

 この日は、熊野委員長(35)と同青年部の富田哲夫会長(42)が、出町地区の水木遥さん(5年)と渚さん(3年)、台蔵実鈴さん(同)と朱莉ちゃん(4)の姉妹2組にインタビューした。子どもたちは順番にマイクを向けられ、「夜になると色とりどりに光ってきれいなところが好き」「大正時代から祭りが行われていることが分かった」などと答えた。

 最終回は、3月6日午後8時に公開する。熊野委員長は「動画を見て祭りに興味を持ってくれたらうれしい」、富田会長は「今年の祭りが開催されたら見に来てほしい」と話している。

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