ビール醸造の作業を進めるスタッフ

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地産リンゴで地ビール 宇奈月ビールが醸造開始

北日本新聞(2022年3月1日)

 宇奈月ビール(黒部市宇奈月町下立)は28日、黒部産のリンゴを使った「KOKOBEER(ココビール)」の醸造を始めた。4月22日の道の駅「KOKOくろべ」開業を記念し初めて生産するもので、果物の風味を生かしたすっきりした味わいとなる見込みだ。

 KOKOくろべの物販エリア「こられっと」の運営を担う宇奈月ビールは、地元の食材を使った商品の企画を黒部市と共に検討してきた。モモを使ったビールを生産した経験などを踏まえ、リンゴ風味の商品を手掛けることになった。

 苦みと甘みを兼ね備えた主力商品「トロッコ」をベースに使用。この日は市果樹振興会から仕入れたリンゴ約7キロを切り、小さな穴の空いた袋に収めて発酵タンクに入れた。1週間後に風味付けのリンゴを取り出し、さらに3週間後に800リットル分のビールが完成する。

 350ミリリットル缶を500円程度で販売する予定。KOKOくろべの開業に合わせ、こられっと、宇奈月麦酒館で扱う。約2200本の数量限定商品だが、好評の場合は生産を継続する可能性もある。

 同館の清水哲也支配人は「地元の大麦と水、リンゴで作った味を楽しんでほしい」と話した。

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